2020年04月05日

価値の普遍性-14

価値自由論の背景。
安藤英治、93頁。二つの背景。
一、西欧的世界とドイツ的世界の異質性。94頁「ドイツの歴史主義に対する攻撃の一つは、学問の科学性の要求という形で起こった。カール・メンガ―は自然科学的方法の欠如をもって、ドイツ歴史主義経済学の誤謬ときめつけた」。近代性の欠如。
二、ドイツにおける社会的状況の推移。
「客観性論文」の明るさ・19040年が資本主義的に成功していたこと。・歴史学派内で「倫理的規範がフォーマルな性格を失ない、倫理的なものの中に文化価値が持ち込まれて内容的な規定が与えられることになった」(安藤英二96頁)。
第二の論点の教壇禁欲にかかわる問題は、方法論的にさほどの意味をもたないかもしれない。己の価値観を対自化している限りで、教壇から倫理を説くか否かは、科学的問題ではなく、倫理的問題に属する。例えば、次のようなことを考えてみよう。倫理的に未成熟な学生を、自らが学問的に成熟しているという前提のもとで、「教導」するのは、学問的に誤りではない。しかし、学問制度の上下関係に寄生するかたちで、「教導」することは、学問的序列のもとに、倫理的高さを隠蔽してしまうがゆえに、一つの倫理的問題を抱え込んでしまう。(以下、続く)
posted by 9ki1to at 18:33| Comment(0) | 価値 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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