2020年04月01日

価値の普遍性-12

安藤英治は後に回して。大学の一年生の時、馬場修一郎先生が熱っぽく語ってくださった、価値自由論。
何が存在すべきか・という問題を科学の問題とすることはできない。科学が果たすのは、せいぜい次の四つである。
一、所与の目的に対する手段の適合性を示すこと。つまりヒューム的な道具的合理性の立場から選択肢を与えること。いかなる目的を選ぶかは個人の評価にしたがう。このことによって目的の立て方の妥当性を示し、目的に合った手段が存在するか、探索を促す。
二、結果の確定にかかわること。目的以外に生まれる意図しない結果を示す。
三、意欲せられたものじたいの意義を示す。意欲しても意義を認識していないものに対して、異議を示すのである。
四、意欲せられたものじたいを究極的に取った価値基準を示すこと。究極の価値基準に対する評価は、自己反省の契機となる。

こうした当為に対して禁欲する学問から、何を学べるかと言えば、
一、与えられた課題、具体的課題を解くことの重要性を学ぶこと。
二、みずからに不利な事実の承認。
三、人格を事態(Sache)の背後に沈めること。 
posted by 9ki1to at 15:28| Comment(0) | 価値 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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