2020年03月24日

価値の普遍性-8

承前p.106〜109
四、どこからでもない眺め
シジウィック・ネーゲルの所説を参照のこと。私の視点からは私の幸福が私にとって重要に見えるが、客観的な善さはそれとはちがう。要するに宇宙の善、どこからでもない善を考えると言うもの。しかしxにとって善いというのは、xの賛成態度の適合対象である場合に限るが、賛成する主体がいないから、不条理なことに陥ってしまう。
五、公平さimpartiality
個人の関心・選好・愛着に観察者が左右されていない場合である。例えば分配のときに顕著な機能が見られる。
ところでここでの公平さは「適合的に公平な観察者にとっての善」である。
このように考えることによって、どこからでもない眺めのような不条理さに陥らない。また普遍化や主体への非言及のように、中立的により悪いものは私にとってより悪いということを含意しない。また競争のような、競合性を説くことなく、公平な観察者は結束を呼び掛けることができる。また普遍化に対して、中立的に悪い結果を生みだすことを成すべき場合に、制限を与える発想を説明がつくようにする。非インデックスのことに関して理由を与えられなかった拷問のなさに、公平な観点から理由を与えうる。
この五番目は、相関価値帰結主義の提案である。
posted by 9ki1to at 04:59| Comment(0) | 価値 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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