2018年10月20日

記述と選好=2019/2/1=2019/11/13=2019/12/31

 価値の高低を論ずるためには「修正された拡張された選択肢」を導入しなくてはならない(記述を視野に入れているので、厚生経済学の定式化と異なる)。相互に排他的で、結合すれば網羅的な帰結〔となる対象〕αに対して、その全体集合をXX∋α,β,γ, ……, n(X)をXの要素の数とすると、3≦n(X)<∞)、Xの非空な有限部分集合全体の集合族をKとする。Kの要素はA,B,C,……によって表わされて、それぞれ機会集合と呼ばれる。A,B,C,……には記述f(α) (α∈A),g(β) (β∈B),h(γ) (γ∈C), ……が対応しているものとする、ここで「拡張された選択肢」(鈴村興太郎,2009,310-311頁)を修正して、α∈Aで (f(α),A)(修正された拡張された選択肢)を「Aからf(α)を選ぶ」と理解すると、期待効用にもっぱら注目した選好、「iは(f(α),A)を(g(β),B)より選好する」がえられる((f(α),A)Ri(g(β),B))。
 見通し@鈴村興太郎の対象に関する選好の公理化に依拠すれば、帰結主義的/非帰結主義的選好を統一的に把握できる。すなわち独立性と単純な無差別性と単純な単調性を要求しさえすれば、体系を・・・少なくとも対象の選好についてかたちづくれる。これは外延的に有効である。
 見通しA記述と対象に関するテクニカルな問題。((f(α),A)Ri(g(α),B))・・・同じαを選ぶにしても、機会集合が違う場合、10品目の対象からαを選ぶ、5品目の対象からαを選ぶと記述が変わってくる。
 さらに悩ましいのは((f(α),A)Ri(g(α),A))の場合である。事後的に記述が与えられたら、記述・内包のレベルで独立性を追求できる。・・・これは響きをさせ、外延のみに訴えることができないことを示している。つまり響きとひねりの区別は、いっしゅ便法であり、この選好の段階では、ひねりの要素が浸潤してきているのである。両価値判断の区別があくまで、説明を単純化するための区別であることをテークノートしておきたい。
 独立性の侵犯を正面から受け入れることで、反照的均衡の考えを発展できる。厚生経済学の認知的転回だね。😃
posted by 9ki1to at 05:47| Comment(0) | 価値 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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