2020年05月16日

価値の普遍性-27

段落36、MWG,103f.
手段-結果関係を教えるのが、科学の存在意義である。その考察されるべき連関のなかには副次的な結果も含まれる。その因果関係を教えることにヴェーバーは意味を見出す。ただ、結果の是か非については科学は沈黙する。・・・だがそうした是非を論じることをヴェーバーはしりぞけているのではない。ということは、科学的領分と政策提言の部分は地続きであるということだ。ただし両者の区別を対自的に、ヴェーバーは要求する。さほど、目新しい議論ではない。
カントへの野崎の言及は、その形而上学批判の文脈と、経験知の権利付の文脈を、てぎわよく区別できていないところが按配に欠ける。当該段落のtheleologica positivaの論点は、レーヴィット参照のこと。
posted by 9ki1to at 04:21| Comment(0) | 価値 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする